仁科・石井研究室

仁科・石井研究室 http://daq.sme.nitech.ac.jp/

仁科 健 教授 (Nishina, Ken) / 石井 成 助教 (Ishii, Naru)


 仁科研究室は「品質情報解析」をテーマとしています.

 品質とは“生産行為の成果の価値”を表す概念です.“品質が良いとか悪いとか”は“成果の目標値からのばらつきが大きいか小さいか”によって表します.このばらつきを品質情報と呼んでいます.

  一般にものづくりは“企画-開発-設計-製造-出荷-アフターサービス-廃棄(リサイクル)”から成ります.これら各ステップの品質情報(成果のばらつき)を解析し,ばらつきを小さくするためのマネジメント技術を研究しています.

 具体的な研究テーマとしては「エコプロダクツやユニバーサルデザインを対象とした品質論」「感性品質のつくり込み」「半導体工程における工程管理システムの開発」「デジタルエンジニアリングにおける実験計画法」などがあります.

私の研究 ─仁科健教授による研究紹介─


人間の「感性」を取り入れた品質管理が研究テーマです.一般的には“感性品質の構造解析”と言っています.

 例えは,ボイスレコーダーの品質を考えてみると,基本機能はノイズが少なく正常に録音・再生できるというものでしょう.しかし,それらに加えて,デザインや持ちやすさなども品質の一部として考えられます.デザインや握り心地などは,人間が実際にみて,触って「どう感じるか」を計測してわかるものです.

 今取り組んでいる具体的なテーマの1つは『車のステアリングホイールの握り心地の構造分析』です.

 感性品質は「製品の良さ」の必須条件として,ものづくりには欠かせない要素です.また,日本人の品質へのこだわりは相当なものですし,とてもやりがいのある研究です.

研究室の学生による紹介

 Aくん  男 22歳  名古屋市立北高校出身

 仁科研のゼミは、研究テーマをメンバー全員で議論を行うゼミと、品質管理に必要な文献について輪講を行うゼミが週一回ずつあります。ゼミでは発表者がレ ジュメとスライドを作成し、プレゼンテーションを行います。メンバーが発表に対してたくさんの意見を述べてくれるので、研究はもちろんプレゼン能力も磨か れます。

 研究テーマは多岐に渡ります。数式を用いて理論的な枠組みを考えるようなテーマもあれば、商品企画や感性といった少し理系っぽくないようなテーマもあります。企業との共同研究もあり、刺激の多い毎日を送っています。

 メンバー全員に専用のパソコンと机があります。家よりも研究室の方が居心地が良いくらいです。
 また、院生の先輩も優しく卒論の悩みなどを聞いてくれるので研究を進めやすい環境です。それにOBとの交流も盛んで、実際に働いている先輩の話が聞けて就職活動でもすごく助かりました。

 仁科先生はとても優しいです。僕なんかは先生が怒ったところを見たことがないくらいです。もちろん研究の指導はしっかりしてもらえます。

高校生・受験生の皆さんへ

 良い商品・魅力ある商品を市場に提供する研究を行っています

 皆さんは携帯電話を買う時や使う時に、製品のどんなところを見ますか?「デザイン」「メールの打ちやすさ」「ボタンの押しやすさ」「通話の音質」など、いろいろなものが考えられます。

 ユーザーである皆さんが判断するこれらの良し悪しを「品質」と呼んでいます。

 携帯電話のメーカーでは、できるだけ多くのユーザーが「これは良い!」と判断して快く使ってくれるためにはどのような携帯電話を作るべきか、またどのよ うにして作るべきかを懸命に考えています。企業でのこのような活動が品質管理です。品質管理は企業経営において重要な課題の一つです。

 仁科研究室では、ユーザーの声、製品の評価、製造工程の情報などの品質情報を解析して品質管理に役立てることが主な研究テーマです。品質情報には見栄えとか握り心地など、人の感性・感覚によって評価するものもあります。
 皆さんが日頃愛用している製品の品質情報を解析してみませんか。