一問一答

Q. 経営システム とは会社の経営やコンピュータ関係の知識を学ぶという意味ですか?

A.

会社の経営やコンピュータ関連の知識は、経営システム分野で学習する内容のほんの一部です。
経営システム分野の教育目標は 多様なシステムを的確にマネジメントする技術者 の育成です。
ここで、多様なシステム の1つに、会社・組織をあげることができます。会社・組織にはいうまでもなく的確なマネジメントが必要です。

また、コンピュータ関連分野で「システム」という言葉を広く認めることができます。
たしかに、現代のシステムのマネジメントにコンピュータは欠かせません。
企業経営やコンピュータ関連の知識は、多様なシステムの一例、もしくはマネジメント技法とその適用対象の1つに過ぎません。

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Q. 経営システム分野は、1年生から学ぶのですか?

A.

経営システム分野は、社会工学科 の3分野(建築・デザイン分野、環境都市分野、経営システム分野)の1つです。

社会工学科では、1年次から分野に分かれてそれぞれのカリキュラムを学びます。

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Q. どうしてシステムにマネジメントが必要なんですか?

A.

「システム」は自然に適切なものができて、うまくはたらくわけではありません。
「システム」がおかれた環境や、「システム」のはたらきに対する期待は常に変化していきます。
私たちに必要な「システム」には、人間による的確なマネジメントが、常に求められているのです。

Q. なぜシステムのマネジメントに文系/理系両方の知識が必要なんですか?

A.

システムをマネジメントするには、高度な最新技術・手法を使いこなす必要があります。
これは主に理系の知識と技能です。
一方、「システム」の構成要素である「人・もの・かね・情報」などや、システムをとり巻く環境を十分理解することも必要です。
これは文系的な感覚とエッセンスを必要とすることがらです。

したがって、システムのマネジメントを的確に行うためには、理系の知識と技能をベースにした、文系の感覚とエッセンスが必要なのです。

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Q. システムをマネジメントする技術者はどこで活躍していますか?

A.

さまざまな業種の企業や行政組織(次ページの『主な就職』を参照)の多様な部署で活躍しています。

社会にとって欠かせないシステムを的確にマネジメントできるエンジニアは、あらゆる場面で常に求められ続けているためです。

経営システム分野が育成する人材は高い将来性を備えていると言えます。

Q. さらに大学院で専門知識を磨きたいのですが?

A.

大学院へ進学し専門知識を深めることは、ぜひ前向きに考えて欲しい進路です。

システムのマネジメントに必要な技術・手法は日進月歩です。有効なマネジメントには、常に新しい技術・手法の獲得が求められます。

また、複雑化する現代社会において、システムもその多様性・複雑性を増していきます。

マネジメントの対象となる「人・もの・かね・情報」などに対しても、より深く、広い知識の必要性が増しています。

大学院への進学は、グローバル社会が求めるシステムをマネジメントする技術者(SME)を目指す上で、期待される選択肢といえます。