浜口研究室

浜口 孝司 准教授 (Hamaguchi, Takashi)

製造・制御システムにおいて、安全操業を実現するための運転監視やトラブル対応など、高度な認識・意思決定が必要な業務において、人間は重要な役割を果たしており、人間が介在するシステムとして、ライフサイクルを通じたシステムデザインやマネジメントが重要です。

当研究室では、人間が介在するシステムに対して、システム単体ではなく、企業システムや製造・制御システムなどの連携や変更管理を行える仕組み、悪意にもとづくサイバー攻撃の存在も考慮した上で、システムモデリング、ハザード分析、教育・運転支援手法などの開発を行っています。

研究室の学生による紹介

2023年度 4年生 Fさん

浜口研には3年生から研究に打ち込める環境があります。例えば、研究テーマに関する最新の知識をインプットする機会として、定期的に開催されるゼミがあるだけでなく、浜口先生と研究について話し合う機会が数多くあります。先輩とも交流が盛んで研究内容について話す機会が多くあります。

また、研究のサポートとして、個人用の計算機や机などの設備が充実しています。研究スペースは広く開放的で、整理整頓や美化にも気を使っているため、毎日快適に過ごすことが出来ます。浜口研では、このような環境で、基本的に毎日研究室に来てメンバーと議論をしながら研究をすることを目指しています。

研究室のメンバーは、話しかけやすく親しみやすい方ばかりです。先輩後輩の仲も良く、研究活動以外でも交流が盛んです。

浜口先生は、接しやすく優しい先生です。学生から先生に話しかけやすく、先生からも学生に対して話しかけてくれます。また、学生に合わせたきめの細かい研究指導をしてくださいます。

高校生・受験生の皆さんへ

人間が介在するシステムについて研究しています

私たちの日常生活は、様々なシステムに支えられています。これらのシステムは利用される期間を通じて、その目的を果たしながら継続運用するため、適切に保全や改良されねばなりません。

また、様々なシステムが連携して目的を達成する際に、人間が状況を判断し、対応を決めるなどの関与があって動くようなシステムもあり、このような人間の判断や意思決定を支援するシステムもあります。

例えば、何か異常が起きたときは、異常の状況によって、どこで、どのように異常に気づくことができるか、そして、その異常原因や状況によって、とるべき対応が異なってきます。簡単には止められないシステムもあり、機器故障に加えて、サイバー攻撃の存在も考慮する必要があります。

本研究室では、システムのデザインとマネジメントを工学的に扱うことで、人が介在するシステムに対して、システムの安全性の向上などを目指した研究をしています。