浜口 孝司 准教授 (Hamaguchi, Takashi)
製造・制御システムにおいて、安全操業を実現するための運転監視やトラブル対応など、高度な認識・意思決定が必要な業務において、人間は重要な役割を果たしており、人間が介在するシステムとして、ライフサイクルを通じたシステムデザインやマネジメントが重要です。
当研究室では、人間が介在するシステムに対して、システム単体ではなく、企業システムや製造・制御システムなどの連携や変更管理を行える仕組み、悪意にもとづくサイバー攻撃の存在も考慮した上で、システムモデリング、ハザード分析、教育・運転支援手法などの開発を行っています。
高校生・受験生の皆さんへ
人間が介在するシステムについて研究しています
私たちの日常生活は、様々なシステムに支えられています。これらのシステムは利用される期間を通じて、その目的を果たしながら継続運用するため、適切に保全や改良されねばなりません。
また、様々なシステムが連携して目的を達成する際に、人間が状況を判断し、対応を決めるなどの関与があって動くようなシステムもあり、このような人間の判断や意思決定を支援するシステムもあります。
例えば、何か異常が起きたときは、異常の状況によって、どこで、どのように異常に気づくことができるか、そして、その異常原因や状況によって、とるべき対応が異なってきます。簡単には止められないシステムもあり、機器故障に加えて、サイバー攻撃の存在も考慮する必要があります。
本研究室では、システムのデザインとマネジメントを工学的に扱うことで、人が介在するシステムに対して、システムの安全性の向上などを目指した研究をしています。